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5.22018
他の制作会社のサイトを見て思う事
私もWEB制作者の端くれとして、同業他社さんの自社ホームページと制作事例は拝見させて頂いてます。
なるほど、これは実力のある素晴らしいデザインセンスであると素直に感心する反面、よくもまあこんなデザインセンスでホームページ制作を謳っているなと呆れる会社も存在します。
ホームページ作成をWEBデザインというように、ホームページの根っこの部分に存在するのはデザインであると思っております。どんなにいい内容が書いてあったとしてもホームページそのものに説得力がなければ見る人の心には響かないと思うのです。
とりわけ、宇都宮市にある個人でやっていると思しき、ホームページ制作会社Aというデザイン事務所(代表番号が携帯電話のところ)はとにかくひどい。
原色を多用した一昔前の古臭いデザイン、しかも、制作スキルが低いのか、見出しなど検索エンジンに関わる重要な部分は画像の貼り付け。メインとなるトップ画像に文字を乗せるのはまあ分かりますが見出しにまで画像を使用するのは技術者としてどうかと思います。
今はCSS3という新しい技術が策定されたことにより、今まで画像でしか表現不可能だった技術が画像を用いなくとも文字を装飾することが可能になりました。まともな制作者であればCSS3を用います。それすらしないで画像の貼り付けとは技術力が決定的に欠如しているか、はたまたSEOの概念に相当疎いのかのどちらかだと思います。なのにお客様の声には「お喜びの声」が満載。不思議です。しかも、その「お喜びの声」の見出し自体がまた画像の貼り付けであるという(苦笑)。彼にはWEB制作者としての矜持がないのでしょうか。
見やすく分かりやすいシンプルなホームページというのがリアライズの制作方針です。シンプルなホームページというものはややもすると手抜きと思われがちですがまったく手抜きとはまったく意味が違います。細部にまでこだわり、1pxまでレイアウトにこだわることにより、ぱっと見で嫌われない美しいホームページが出来上がると思います。原色を多用したまがまがしいデザインのホームページとは一線を画します。どんなにいいことがサイトの中に書いてあってもサイト閲覧者が嫌悪感を抱いてしまえば心地よく脳に情報が入ってきません。
このへんは実はデザインの話になりますが、パルテノン神殿やモナリザの絵画が美しいと思うのは黄金比という比率に沿って制作されているからです。人間の本能に関する話になってきますが人は無意識のうちにバランスを意識して対象物が美しいかそうでないかを判断します。美しいと感覚的に思えたものはスーッと情報が脳に侵入してきます。対して直感的にヤバいと感じたものに対しては脳が拒絶します。本来、そこらへんまで酌んで制作者はWEBサイトを制作するべきなのです。
リアライズのデザイナーはそこらへんまで考えたうえでレイアウトを組んでいるのです。
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