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5.252018
ホームページリニューアルの相談を受けて思うこと
最近多いのは既存ホームページのリニューアルの相談です。
ケースとして多いのが2010年ぐらいにWEBサイトを作り、10年近く経ったのでボチボチホームページをリニューアルしようというものです。
そこの店舗でしか買えないオンリーワン商品で、ライバル会社がいないのであれば確かにサイトの出来不出来や、古臭さもあまり関係ないです。これは需要と供給との話であり、お客側というよりも、主導権をお店側が握っている場合、お客様はあまりホームページを意識せず、見るところはせいぜい場所と営業時間、定休日ぐらいだと思います。
ただ、こういった状態ですと、当然、ホームページのガラパゴス化が起こります。黙ってても売れる人気の商品やサービスの場合、わざわざ高いお金を支払らってリニューアルする気にもなれず、「とりあえずなにも困らないから」と放っておいているケースが非常に多く見受けられます。未だにホームページにflash動画をつけているサイトもあるほどです(スマホからだとバツ印が表示されて見れません)。
この辺りをどう考えるかでしょう。
なにも困らないとこのまま放置するのも分かります、また、二代目の若い経営者さんがさすがにまずいとリニューアルを考えるのも理解できます。
リアライズとしましては、オンリーワン商品の人気店であればWEBサイトのリニューアルを勧めもしない代わりに、するというものをやめてくださいとも言いません。ホームページを一新してお客様が急激に増えたところで店舗のキャパは限られてしまっているため、来客数がこれ以上増えたところでこなしきれないという複雑な事情もあることでしょう。もちろん、個人的には定期的にWEBサイトのリニューアルをして時代に即したものをリリースした方がユーザビリティの観点からも正しいと思っておりますが、下手に刷新して新たなお客様が押し寄せ、昔からお付き合いのある常連様を蔑ろにすることは避けなければならないため、ホームページのリニューアルは痛し痒しというところでしょう。ですから、ご相談があっても弊社では決し無理強いは致しません。
対して、地域の二番店以下のお店に関しては強くリニューアルお薦めしています。地域一番店がホームページをほったらかしであるなら大チャンスです。
ホームページを綺麗にして、スマートフォンにも対応した分かりやすいホームページにするだけで来客数は変わります。
根本的にお客様というのは今まで行ったことのないお店というのは敷居が高く怖いものなのです。値段が高かったらどうしょう、スタッフの態度が悪かったらどうしょう、無理やり勧められて買わされるんじゃないか、等々、期待する半面ネガティブな思いが払拭できないでいます。
もし、今のホームページに商品内容と料金、営業時間ぐらいしか書いていないのであれば、安心して利用できる店舗であるということを謳い、決して無理強いはしないとホームページ上に目立つ様、記載してください。これだけで随分違います。店舗に足を踏み入れるという時点で少なくとも商品やサービスに興味はあります。ここで無理して購入を勧めたばっかりに、何か売りつけられると身構えられてしまったらそ以上進展はありません。もしかすると気の弱い方なら断り切れず商品を買ってしまうかもしれませんが、これでは次回以降に繋がらず、最悪、ネット掲示板やツイッターなどに悪口を書かれたりして、炎上してしまう恐れもあります。
別にネット経由のお客様を区別する必要はないと思いますが来客数が増えれば自然と売り上げは増えていくものです。商品に自信があれば分母の数に比例して売り上げは上がっていくものです。
地域で二番手以下のお店であればホームページのリニューアルは積極的に進めるべきです。また、伴って、売る側の意識改革も必要だと思います。リアライズではそのような考えでサイトのリニューアルを考えております。