ホームページ制作・既存WEBサイトのリニューアルは栃木県宇都宮市のリアライズにお任せください

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必要以外の機能についての一考

遅ればせながら今年もよろしくお願いいたします。

さて、新年一発目のブログはホームページ運営に於いて不必要なものを考えてみたいと思います。

HTML5、CSS3の技術がだいぶ進化をしたため、現在のWEB表現の技術に於いて出来ないものはあまりないのが実情です。

しかしながら本当にそれって必要あるのかは常に考える必要があります。

例えば画像タップ(若しくはクニック)すると折りたたんであった部分が下にズレて中身のテキストが読めるJavaスクリプトのWEB技法があります。確かにスッと動くため格好はいい。ですが、これがあることによって問い合わせの数や受注の数が増えるとは思えません。消費者の立場に立てば自明ですが、消費者は蛇腹状になっているJavaスクリプトがあるからここのお店から商品を購入しようと思っているわけではありません。

もちろん、テキストの量が増えすぎてしまい、そのテキストを全部挿入すると見栄えが悪いのであえてそういったJavaスクリプトを用いて見映えをスッキリさせるというのであればそれは検討の余地はあるでしょう。

でも、単純に格好がいいからという理由だけでそういった機能をつけるのは少し考えものです。

WEB制作の料金とは詰まるところ、制作に掛かる時間が9割です(残りは素材の購入やパソコンを動かす電気代など)。我々も掛かる時間と、それにまつわる人件費を掛けて料金を算定します。当然ですが数時間で出来るものと、数日間掛かるものとでは値段が異なります。数時間で出来るものであれば3千円から1万円前後、3日掛かるものであれば3万円から6万円が大まかな相場です。

ここで問題は出来上がったものの意味には差異がないということです。

つまり、書いてある文章、差し込んだ画像が同じであれば安いものも高いものも機能的には一緒です。高いものだから検索順位が上がるといったことはありません。

数万円を支払っても見栄えが良くなり、ユーザビリティの面からもより一層サイトが使いやすくなったのであればそれは確かに意味があります。対して、数千円で作ったものでも十分ユーザーは納得している、というか、そもそもなんとも思っていないのであればわざわざ高い料金を支払ってまで作る必要はないが弊社の考えです。

制作会社や広告代理店の中には、料金を吊り上げるため、本来不必要な機能にも掛からず、あった方が絶対にいいと猛烈にプッシュしてくるところがありますが、これは本当にお客様のためになるのか疑問です。

リアライズでは必要対効果を考えてご提案をいたします。こういう機能を追加してくれと言われることがあります。もちろん、お見積りは出しますが、そのうえで、本当にこれは必要ですかと逆に質問をさせて頂きます。また、対案として、こうすれば安くお作りできますが、如何しますかとご案内いたします。

それでもなお、金は掛かってもいいからいいものを作れと言われれば作りますが、あえて費用を掛ける必要がない場合は殆どの方が納得されて安い方を選択されます。事実、このリアライズのホームページにはあまり込み入った機能は追加されておりません。至ってシンプルな作りです。スライドショーすらありません。ですが、検索順位は2023年1月16日現在、『茨城 ホームページ制作』でも『水戸 ホームページ制作』でもどちらも1位です(グーグル、ヤフー、他の検索エンジンは未測定)。 

本来制作会社の役割は単にホームページを作るだけではなく、如何にすれば出来上がったホームページを見込み客であるエンドユーザーが使いやすいサイトに仕上げるかであると思います。見映えだけよくするのであればいくらでも可能ですがその見映え良さは制作会社を潤すためだけのものであれば考えものです。

格好いいホームページが出来ました、掛かった費用は100万円、確かに素晴らしいですが、問題は100万円を回収するのにどれぐらいの時間が掛かるのかってことを経営者は考えなくてはなりません。20万円で制作したホームページであれば単純に5倍の差が生じてしまいます。あくまでも自分の経験上ですが、制作業者に依頼して相応のものを作ればそこから先はホームページの出来の善し悪しによって売上が変わるということはほぼありません。どうせ税金で落とすのだから制作費など100万円でも20万円でも構わないというのであればまあお好きどうぞですが、なかなかこのご時世そういった企業は少なく、経費はシビアです。

ホームページを作るのあれば新規、リニューアルを問わず、費用対効果の面を検討する必要があると思います。くれぐれも制作業者の言いなりにはならないでください。

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