ビジネスブログを運営するメリットとデメリット
ビジネスブログによる集客は、実際に取り組むとさまざまなメリットを享受することができますが、当然デメリットも存在します。ビジネスブログ施策を始める前に、運営するうえでのメリットとデメリットを把握しておきましょう。
ビジネスブログ運営のメリット
ビジネスブログでは、対象者を選定して執筆していくことが大切であり、対象者にとって価値のあるコンテンツや、対象者が抱えている問題を解決するようなコンテンツにする必要があります。ここでは、ビジネスブログを運営していくうえでのメリットとデメリットを見ていきましょう。
①検索エンジンに強い
ブログによって作られたブログ記事(コンテンツ)は、検索結果ページでの表示順位を決定付けているGoogleからの評価が高い傾向にあり、検索結果ページにおいて上位表示を図りやすいというメリットがあります。ブログ記事(コンテンツ)を持続的に投稿していくと、それら1つ1つのWebページが検索サイトに掲載される可能性が出てくることを意味します。
②ファンを作りやすい
2つ目のメリットは、「ファンを作りやすい」という点です。ブログ記事を投稿して継続的に顧客や見込み客との接点を維持することによって、自社への信頼や愛着が増し、一種のファンになっていくことが期待できます。顧客や見込み客に喜ばれ、役立つ情報を発信し続けていけば、そのブログを運営する自社への好感度が高まるのは当然のことといえるでしょう。
ファン層の増加は、小さな会社にさまざまな恩恵をもたらします。たとえば、「同業他社と比較されづらくなる」、「価格競争に巻き込まれなくなる」、「顧客紹介が起こり」やすくなる」といったものが挙げられます。このような理由から、自社のファンを作ることを意識して、ブログ運営に取り組むとよいでしょう。
③集客資産になる
ビジネスブログ運営の最後のメリットは、「集客資産になる」という点です。ブログ運営は、続ければ続けるほど効果が増していきます。これは「ブログの記事」というコンテンツが増えていくことによる「蓄積効果」が関係しています。当然ですが、「広告」は広告費の投下をやめてしまうと集客導線が途絶えてしまうのに対し、「コンテンツ」は時間が経過しても、見込み客を集客するための導線として残り続けます。つまり、コツコツと記事を投稿していくことで、見込み客を集められるブログへと育て上げることができたら、それ以降は記事の投稿をやめたとしても、集客導線として働き続けてくれるのです。もちろん、時間の経過とともに多少の更新やメンテナンスなどを行う必要はありますが、見込み客を集める強固な資産として長期にわたって残ることになるのです。
ビジネスブログ運営のデメリット
①手間と時間がかかる
ビジネスブログを運営するには、コツコツと根気強く記事を投稿していかなければならないため、相応の手間と時間を要することは免れません。ただし、フェイスブックやインスタグラム、そして自社ホームページの見直し、コンテンツ型の施策(手間ひまをかける施策)の場合はすべてがこれに該当するため、ビジネスブログに限ったことではありません。
②即効性が低い
2つ目のデメリットは、即効性が低いことです。ビジネスブログの運営は、「来週や来月の売り上げ」に寄与するタイプの施策ではなく、長期的な取り組みが必要になる施策です。実際、ビジネスブログで成果を上げている企業に共通しているのは、いずれも長期間に渡って運用しているということです。一般的には、最低「でも6ヶ月、可能であれば「~2年くらいは腰を据えて取り組む覚悟と姿勢が求められます。もちろん、6ヶ月の間にまったく効果が出ないというわけではありません。アクセス数が徐々に増えたり、記事がSNSでシェアされたりと、それなりの手応えは感じることができるでしょう。「大切なことは、すぐに売り上げを求めたり問い合わせ数の増加を期待したりするのではなく、中長期視点に立って取り組み、着実に育てていく姿勢であるといえます。
無料ブログとWordPressのどちらで運営するべきか?
ビジネスブログに取り組む際に悩むのは、どのようにしてブログサイトを構築していくのかでしょう。その際の選択肢は、無料ブログサービスを利用する方法と、WordPressという独自のCMS(システム)を利用する方法の2つがあります。それぞれの長所と短所を確認し、自社に合った運営方法を選びましょう。
無料ブログとWordPressの長所・短所
リアライズのもとに寄せられるもっとも多いブログ関連の相談は、「ブログの運営は、無料ブログとWordPressのどちらがよいのか?」というものです。ブログ運営の方法としては、アメーバブログやFC2ブログといった無料ブログサービスを活用した運営方法と、WordPressと呼ばれるCMSで構築されたブログ運営方法のいずれかが一般的です。まずは、それぞれの運営方法の違いを見てみましょう。
項目 | 無料ブログ | WordPress | 備考 | |
初期構築の難易度 | かんたん | 難しい | ||
カスタマイズ性 | 小 | 大 | 無料ブログはテンプレートの中から選択が基本 | |
操作性 | よい | よい | ||
検索エンジン対策 | 強い | 強い | ||
所有権 | サービス提供会社 | 自社 | ||
費用 | 初期費用 | 無料 | 有料 | ドメイン取得費(数百円~/年) |
維持費用 | 無料 | 有料 | サーバー代(月々数百円ほど) |
細かい点まで比較すると違いはさまざまありますが、もっとも大きな違いは「初期構築の難易度」と「カスタマイズ性」、そして「所有権」の3点が挙げられます。
まず、初期構築の難易度についてです。無料ブログは初心者でもかんたんにブログサイトを作り上げることができますが、WordPressはドメインの取得やサーバーの設置が必要になることに加え、まったくのゼロからブログサイトを構築するためのWordPressの知識が必要になります。今となってはWordPressの専門書などを片手に、自分でゼロからブログサイトを作り上げてしまうケースは珍しくありませんが、初心者からすると、かなり高いハードルになることは間違いありません。
次に、カスタマイズ性です。WordPressは初期構築が困難である一方、デザインや機能面の自由度が高い点が長所です。デザインテンプレートも豊富に用意されており、SEO対策についても考えられています。また、WordPressの機能を拡張するための「プラグイン」機能を利用すれば、「問い合わせフォームを作成したい」や「スマートフォン対応にしたい」、「SEO対策をしたい」など、特定のニーズに合った機能を追加することができます。プラグインのほとんどが無料であるというのも、魅力的な点だといえるでしょう。なお、無料ブログの場合は、限られたテンプレートをもとにカスタマイズする方法しかありません。
最後は、所有権です。WordPressによって構築されたブログサイトは、完全に自社(自分)の所有物になりますが、無料ブログの場合は、どれほど懸命に運営していったとしても、あくまでそのブログの所有権はブログサービスの提供会社にあります。つまり、無料ブログの場合は、ブログサービスを提供している会社が定めたルールの中で運営していかなければならないのです。このルールに違反しているとみなされた場合は、投稿記事の削除要請がきたり、何の連絡もなくブログサイト自体が削除されてしまったりするといったリスクをもあわせ持っています。これは、無料ブログで運営することの最大のデメリットといえるでしょう。
おすすめは「独自ドメイン+WordPress」
前述までの長所・短所を踏まえて、本書ではビジネスブログを作る方法として「独自ドメイン+WordPress」を推奨しています。自社ならではのコンセプトを検討したうえで独自ドメインを取得し、WordPressによってブログサイトを構築して運営していくことが望ましいといえます。ただ、初めてブログを活用する場合には無料ブログでも構いません。WordPressによって構築すること自体に障壁を感じてしまい、ブログ運営をなかなか進めることができないのであれば、理想を求めることよりも、とにかく前進することの方を重視してください。しかし、「そろそろWordPressのブログに変更したい」というように、後々になって無料ブログからの乗り換えを検討することになるケースが多いのも事実です。したがって、中長期にわたってのブログ運営を本気で考えているのであれば、最初からWordPressにしてしまう方が賢明だといえるでしょう。
前述のとおり、リアライズではWordPressによるブログサイトの運営を推奨していますが、予備知識のない初心者がゼロからWordPressでサイトを構築するのは、現実問題としてかなりハードルが高いということは否めません。そのような場合は、Web制作会社などの専門会社に制作を外注することも視野に入れるとよいでしょう。もちろん、それにともない初期投資が必要になりますが、自力で四苦八苦しながら作り上げる労力と時間を考えると、賢明な選択であるともとらえることができます。
ブログコンセプトを立案しよう
どれほどブログ記事の投稿を頑張ったとしても、ブログサイト自体がありきたりなものでは、読者から多くの支持を得ることはできません。読者の心を掴むためには、ビジネスブログの根幹ともいえるコンセプトの設定が欠かせません。また、ブログ名やブログのカテゴリーなども大切な要素となってくるので、このセクションで押さえておきましょう。
「日記ブログ」だと誰にも響かない
見込み客やファンを形成するためのブログを運営するためには、ただ漠然と思い付いたことを書くだけではいけません。ブログに明確なコンセプトを与え、ほかのブログとの違いを明確にし、読者を惹きつける必要があります。
「たとえば、芸能人であればとくにコンセプトなどを持たせることなく、日々の出来事を日記形式で投稿していくだけでもよいでしょう。なぜならば、読者はその芸能人の日常に興味関心があるためです。しかし、われわれの場合は異なります。小さな会社が見込み客やファンとなり得る読者を掴むためには、ブログを特徴づける「核」となるもの、つまり、コンセプトが必要になるのです。「目指すべきはほかに類を見ないオンリーワン」となるブログです。
ブログコンセプトの立て方
では、どのようにブログのコンセプトを立てていくのかを解説していきます。具体的に検討するべきことは、①誰に、②どのような情報を、どうやって提供するのかの3点です。
①誰に(読者ターゲットの設定)
まず初めに決めることは、「誰に読んでもらうブログにするのか」という点です。つまり、ブログで集客を行うためには、読者ターゲットの設定が重要な要素になってくるのです。読者ターゲットの設定については、「ペルソナ」と同じ考え方です。まずは自社の商品やサービスのターゲット設定を考え、そのターゲットが抱えている悩みや不安を解決するためのコンテンツを作成するようにします。「誰をも対象にすると、誰にも響かなくなる」というネット集客戦略の考え方は、ブログサイトにも通じているのです。
②どのような情報を(提供コンテンツ)
読者ターゲットが定まったら、続いて検討するのは「ブログを通じて発信する情報(コンテンツ)」についてです。どのような情報をネタとして提供するのかは、ここではまだ具体的でなくても構わないので、大まかな方向性だけ定めましょう。たとえば、Iのブログサイトの例であれば、「私立幼稚園の受験に役立つ情報」や「中小企業の税務まわりの情報」といった形です。
ただ、ビジネスブログにおいては、ユーザーに発見してもらい、その記事を読んだユーザーにとって役立つ情報でなければいけません。①でも解説したとおり、あくまでペルソナとなるユーザーを考えたうえでのコンテンツ設計が大切になってきます。
③どうやって提供するのか(提供方法)
最後に検討するのは、ブログを通じて発信する情報を「どのような方法で提供するのか」についてです。たとえば、「ビジネスブログ」をテーマとして情報発信する際、専門家としてノウハウを体系的にまとめた記事を発信する方法と、実際にビジネスブログを運営している企業を取材したインタビュー記事によって重要な要素をまとめる方法とでは、同じテーマであっても読み手の印象が変わってきます。つまり、まったく同じテーマの情報であっても、提供方法によって異なるものに見えてしまうということです。また、提供方法の中には「表現」も含まれます。たとえば「真面目さ」を演出するために硬い印象の文脈にしたり、反対に「親近感」を醸成するためにおもしろおかしく書いたりするといった方法です。
このように、「情報提供の仕方」の方針を最後に定めれば、コンセプトが固まることになります。
ブログコンセプトを検討する際には、事前に競合のブログを調査することをおすすめします。そうすることによって、オンリーワンと成り得るコンセプトを検討しやすくなるのです。具体的には、検索サイトを使って調査しましょう。なぜならば、ブログサイトの集客は検索サイト経由が基本になるためです。自社のターゲットが検索すると思われるキーワードで実際に検索し、どのようなブログが上位に表示されてくるのか、そのブログはどのようなコンテンツを中心に情報発信しているのかなどを把握しておくとよいでしょう。
ブログ名を決める
コンセプトが定まったら、そのコンセプトを踏まえた「ブログ名」を決めましょう。ブログ名は、まさにブログの「顔」のような存在です。読者はそのブログ名を見て、自分に必要なブログであるかどうかを判断するといっても過言ではありません。したがって、ブログのコンセプトを端的に表すものをブログ名とします。ブログ名を決める際は、下記の事項を参考にするとよいでしょう。
検索キーワードを含めるか否か
ブログ名は大きく2つに分類することができます。それは、検索サイトでの上位表示を狙うメインとなるキーワードを含めた名称と、含めていない名称です。たとえば、「矯正歯科」という検索キーワードが上位表示を狙う主軸ワードになる場合には、『大人になってからの矯正歯科ブログ』などといったブログ名にすることで、当該ワードにおける上位表示を達成しやすくなるメリットがあります。ただし、ここはコンセプト次第です。前述のようなブログ名にした場合、基本的に投稿する情報は「矯正歯科」に関するものに限定されることになるので、コンセプトと照らし合わせながら検討するようにしましょう。
企業名や個人名をブログ名にするのは要注意
基本的に、企業名や個人名をそのままブログ名にすることはおすすめしていません。たとえば、『株式会社「○○公式ブログ」といった名称です。この場合、よほどメジャーな企業でもない限り、読者はブログ名からどのようなブログであるのかを想像することができません。読者がブログ名を見た際に、自分に「必要なブログであるかどうかを判断するということは前述したとおりです。絶対にやってはいけないというものではありませんが、読者ターゲットが魅力的に感じるように、できるだけコンセプトを象徴するブログ名を検討するようにしましょう。
ブログ名はあとから変更してもOK
ブログ名は、あとから変更しても問題ありません。むしろ、「気に入らなかったらあとから変えよう」というように、軽い気持ちでとらえた方が、かえって決定しやすくなるかもしれません。ただし、ブログ名とあわせてドメインを取得することが多いため、あとからブログ名を変更した際に、「ドメインとの整合性が取りづらくなる点だけは頭の片隅に置いておく必要があります。
ブログ記事のカテゴリーを決める
ブログ名が決まったら、次はそのブログに投稿する記事の「カテゴリー」を決めましょう。ここでいうカテゴリーとは、これから投稿していく記事の「分類名」だととらえてください。
今後投稿していく記事の内容をあらかじめ大まかに想定しておくと、どのようなカテゴリーにするべきかを考えやすくなります。カテゴリーの数に制限はありませんが、おおむね5つ前後だと読者が迷わなくて済むでしょう。なお、カテゴリー名は検索サイトで上位表示される要素の1つであるため、検索キーワードを意識してカテゴリー名を決定するようにしてください。また、ブログサイトをWordPressで構築するのか、無料ブログサービスで構築するのかなどによっても左右されますが、基本的にカテゴリーはあとから名称を変更したり、追加・削除したりすることができます。
記事以外のコンテンツを決める
最後に検討するのは、「投稿する記事以外のコンテンツを何にするか」についてです。たとえば、ホームページとは独立した形でビジネスブログを運営する場合には、ブログ内にきちんと「運営会社情報」を掲載すると、信頼のおけるサイトになります。また、個人で運営するブログの場合には、「執筆者情報」や「プロフィール」を詳しく掲載するとよいでしょう。そして何よりも大切になってくるのが、「リード獲得用のオファーコンテンツ」を設置することです。ビジネスブログを運営する目的は、あくまでも見込み客やファンを形成することにあります。そのため、ブログ記事を通じて育まれた読者の個人情報を取得する仕掛けを設置するようにしましょう。
このように、ビジネスブログでは投稿する記事以外にも必要なコンテンツが存在する場合があるため、どのようなコンテンツを設置するべきかを最後に検討するようにします。
ビジネスブログの運営事例
ここでは、具体的なビジネスブログの運営事例を紹介していきます。事例を通じて、より深くコンセプトの重要性について理解を進めていきましょう。
コンセプトが明確なブログで読者の心を掴む
企業や個人事業主が運営する数多くのビジネスブログを見ていると、成功するブログには2つの共通点があります。まず1つ目は、「コンセプトが明確」であることです。そして2つ目は、「中長期視点で地道にブログ記事の投稿を継続している」ことです。
当然、ビジネスブログにおいても、検索エンジンを意識することが大切です。検索結果で上位表示されれば、ブログへのアクセスも期待できるでしょう。ここでは、検索エンジンを意識したブログの書き方を4つ紹介しています。それぞれのポイントを押さえ、ブログを書く際の参考にしてみてください。
1.タイトルに検索キーワードを含める
まず1つ目はタイトルについてです。ブログ記事のタイトルは、記事全体の「顔」のような存在です。そのため、検索サイトでの上位表示を狙う検索キーワードを必ず盛り込むようにしてください。理由はYouTube施策の時と同様で、Googleはタイトルにどのような言葉が書かれているのかをチェックしたうえで、検索サイトでの順位を決定しているためです。
また、検索キーワードはできるだけタイトルの前方(左側)に含めるのが理想的です。SEO対策を意識してという意味もありますが、実際に検索して情報を探している見込み客から見つけられやすいという理由が挙げられます。なお、タイトルの文字数は、検索結果ページできちんと表示される30文字程を目安としましょう。タイトルは、ユーザーが閲覧するかどうかを判断するための重要な要素です。記事の内容が伝わるような魅力的なタイトルを付けるように心がけてください。
2.1記事につき500文字以上の原稿を書く
ブログ記事内の原稿は、1記事につき最低500文字を目標にしましょう。Googleが「何文字以上は必要」と明確に公言しているわけではありませんが、500~1000文字は検索サイトでの上位表示を狙ううえでの1つの目安となります。また、Googleが評価するのは「良質なコンテンツ」であるため、「読み手にとって役立つコンテンツ」である必要があります。読み手の視点に立ち、良質なコンテンツを意識して書いていくと、自ずと500文字程度は超えてくるのではないでしょうか。
「キーワード出現率」は気にしない
「キーワード出現率」とは、上位表示させたい検索キーワードが、原稿全体に何パーセントの割合で含まれているのかを示す比率のことです。「どのくらい上位表示したい検索キーワードを含めればよいのか?」といった質問がよくありますが、最新の検索エンジン(SEO)の潮流を踏まえると、キーワード出現率を考慮する必要はありません。変にキーワードのパーセンテージを意識するといかにも検索ヒットを目的にした不自然な文章になりますので要注意です。いくら検索エンジンに高評価を得たとしても実際に読んだ人が嫌悪感を示し、ファンから離脱するようでは本末転倒です。
3.構造的に書く
読み手にとってわかりやすい伝わる文章を書くことが、結果的にGoogleからの評価を高めることにもつながります。では、“伝わる文章”とはどのようなものなのでしょうか。それは、「構造的に書かれた文章」です。
ブログ記事の「タイトル」を頂点に置き、それを「小見出し」が支えるピラミッド型の構造を意識して書くことで、ブログ記事の主張は伝わりやすくなります。
4.とにかく「読者に役立つ記事」を書く
ビジネスブログで成果を上げるためには、読者に価値のある記事を提供することが重要です。前述の3つのポイントさえ押さえていれば、あとは「読者にとって役立つ記事を書く」という点だけに集中しましょう。読者にとって役立つ記事であれば、記事が最後まで読まれ、ページ滞在時間を延ばすことができます。また、投稿記事への満足度が高ければ、「ほかの情報も見てみよう」となり、ページ回遊率が引き上げられるかもしれません。さらに満足度が高ければ、FacebookやTwitterといったSNSで拡散されたり、リンクを張られて拡散されたりといったようなことが期待できるでしょう。
検索結果ページの順位を司るGoogleは、これらの要素すべてを順位決定の参考情報としています。つまり、「読者にとって役立つ記事」を書くことは、SEO対策を取るうえでの本質といえるのです。1記事につき、「読者の目から鱗を1枚落とすつもりで原稿を書くようにしましょう。