情報提供型ホームページの制作について

タウンページ代わりのホームページ制作について

企業がホームページを持つ理由は多岐に渡りますが、大きく分けると二つのタイプがあります。一つは商品やサービスを宣伝し、直接的な販売を目的とした商用ホームページです。もう一つは、直接的な販売は目的とせず、会社の情報を提供する情報提供型のサイトです。ここでは後者に焦点を当てて説明します。

企業によっては、特定の親会社からの受注や、公共事業の入札によって仕事を獲得している会社があります。このような特に集客を目的としていない、これらの企業ホームページは「タウンページ代わりのホームページ」や「銀行用のホームページ」と称されることもあります。銀行によってはホームページがあることが融資の条件になっているところもあります。

このように情報提供型のホームページは、単に企業情報を掲載するだけでなく、その企業の信頼性や安定性をアピールするための手段として機能します。例えば、会社の沿革や事業内容、過去の実績、社員の専門性、そして企業の社会的責任や地域社会への貢献など、企業の多面的な側面を示すことが可能です。さらに、親会社や入札先、銀行などのステークホルダーに対して、企業が持続可能で信頼できるパートナーであることを証明するための情報源となり得ます。

リアライズでは、こうした情報提供型のホームページの重要性を理解し、お客様のニーズに応じた最適なホームページをデザインし提供しています。企業がその存在感を発揮し、信頼を築き上げるためには、適切に構成されたホームページが不可欠です。そのためには派手なエフェクトやアクションを使わず、白を基調としたシンプルで分かりやすいレイアウトのホームページが最適だと考えます。

また、余談ですが、特に親会社からの下請け業務を行っている企業ですと、親会社のホームページよりも優れていてはいけないといった不文律があったりします。滅多にはないですが、親会社からの指示でデザインやレイアウトを指示される場合もあります。特に役員に親会社からの出向された方がいると親会社の意向が強く反映されます。リアライズでは他の制作会社と違い、そのあたりの事情を勘案しながら一歩踏み込んで、ホームページの制作をします。

情報提供型ホームページを制作するうえで必要な要素

情報提供型のホームページ、特に地方公共団体や特定の企業からの下請け業務を対象としたものを作る際には、特定の要素に焦点を当てることが重要です。売上を直接上げることが目的ではなく、組織の信頼性や信用を築くことが主な目的になります。以下に、必要な要素とあると良い要素を列挙します。

必要な要素

会社概要と連絡先:組織の基本情報（名前、所在地、連絡先）を明確に提示。組織の沿革やリーダーシップチームに関する情報。

事業内容の詳細:提供しているサービスや製品、プロジェクトの詳細。過去の実績や成功事例を掲載。特に銀行の融資のため、ホームページを作るのであれば取引先を掲載するも大切です。また、その取引先もアイウエオ順に並べるのか、売上高順に並べるのかなど、慎重に決める必要があります。

アクセス情報:事務所や施設の地図、アクセス方法。駐車場の情報など訪問者に役立つ情報。

法的・規制情報:法的な要件、ライセンス情報、規制遵守に関する情報。プライバシーポリシーの掲載。

あると良いもの

ニュース（お知らせ）またはブログ:年末年始や夏季休業などの告知。役員人事のお知らせ、最新のプロジェクト、イベント、アップデート情報を共有。業界内での活動を紹介。

FAQセクション:よくある質問に対する回答を提供し、訪問者の疑問を解消。

写真やビデオコンテンツ:施設やチームの写真、プロジェクトのビデオなどで視覚的な情報を提供。

テストモニアルやエンドースメント:クライアントやパートナーからの推薦の声を掲載。

ダウンロード可能な資料:パンフレット、年次報告書、ケーススタディなどを提供。

IRセクションに必要な要素

投資家向けの情報（IR: Investor Relations）を含むホームページは、特に公共団体や大企業にとって重要です。IR情報を提供することで、現在および将来の投資家、アナリスト、その他の関係者に対し、組織の透明性を高め、信頼を構築することができます。IRセクションに含めるべき主要な要素は以下の通りです。

IRセクションに必要な要素

財務情報:決算報告、財務諸表、四半期ごとの業績データ。収益、利益、キャッシュフローなどの重要な財務指標。

株式情報:株価情報、配当に関する情報、株主の構成。株式に関するFAQ。

企業統治:企業ガバナンスの構造、理事会の構成員、ポリシーやプロセス。コンプライアンスおよび倫理基準に関する情報。

プレスリリース:企業の最新ニュース、製品の発表、業績の更新。事業活動に関する重要な発表。

投資家向けイベント:株主総会、決算説明会、IRイベントのスケジュールと資料。

投資家向けコンタクト情報:IR担当者の連絡先情報。

あると良いもの

IRニュースレター登録:定期的なIR更新情報をメールで提供するオプション。

動画やウェビナー:決算説明会、インタビュー、プレゼンテーションの録画。

アナリストのレポート:企業に関する外部アナリストの分析やレポート。

IR FAQ:投資家がよく持つ疑問への回答。

サステナビリティやCSR情報:環境、社会、ガバナンス（ESG）に関する取り組みと成果。

これらの要素を組み込むことで、投資家や関係者に対して企業の価値と戦略を明確に伝え、信頼と透明性を高めることが可能です。特に公開企業にとっては、効果的なIRコミュニケーションが企業価値を高める重要な要素となります。

求人にも必要な情報提供型のホームページ

情報提供型のホームページは、企業の求人活動においても重要な役割を果たします。このタイプのウェブサイトを通じて、企業はそのミッション、ビジョン、価値観を明確に伝え、同じ価値観を持つ求職者を引き寄せることができます。また、職場の日常、社員の声、社内のイベントや活動を紹介することで、企業文化と実際の職場環境を具体的に示し、求職者にとって魅力的な職場のイメージを構築します。

特に新卒採用の際、大学や専門学校のキャリアセンター、高校の進路指導の教員が重視するのもホームページです。当然ながら若い世代にとってホームページはあって当然のものであり、その当然のものがないとそれだけで不安に思うからです。また、中途採用の場合も同様です。ハローワークの求人担当者に、「ホームページがないと求職者に説明しづらいんですよね」と嫌な顔をされることがあります。これも頷けます。求職者は不安です。いくらハローワークの担当者から紹介されても会社のホームページがなかったり、何年も更新されておらず、古いままのホームページが表示されるとここの会社は応募しても大丈夫だろうかと不安になります。

企業のブランドイメージの強化も重要な要素です。良質なコンテンツとデザインに優れたホームページは、企業の品質とプロ意識を高め、特に才能のある若者を惹きつける力となります。また、社会的責任や地域コミュニティへの貢献に関する情報を通じて、企業が単にビジネスだけでなく、社会的価値にも注目していることを示すことができます。

加えて、キャリアパス、研修プログラム、昇進の機会など、社員の成長とキャリア開発に関する情報を提供することで、長期的なキャリアを望む候補者にとっての魅力を高めます。これらの要素は、企業がどのように社員の個人的および専門的成長をサポートしているかを示し、キャリア志向の強い候補者にアピールします。

全体的に、情報提供型のホームページは、企業がどのような場所であるか、何を大切にしているかを示す窓口として機能します。これにより、企業は適合する人材の応募を促し、採用の質を高めることができるのです。

リアライズでも、お客様からよく、「ウチの会社は既存の取引先のみだからホームページから売上を上げようとは思っていないのよ、ただ、働く人がいなくて……、なんとかなりませんか」とご相談を受けます。どんなに安定した売上があってもそれをこなす人がいなければいずれ先細ってしまいます。ひいては取引先から信用を無くすことにもつながりません。

このように単純に自社情報の発信のみならず、求人募集に関してもホームページは重要ですので決しておざなりには出来ません。

情報提供型ホームページの制作料金

情報提供型ホームページを制作の際は是非宇都宮市のリアライズにご依頼ください。お客様のご期待に沿ったホームページを制作いたします。