インターネット関連用語集
ア行
アールエスエス(RSS)
おもにWebサイトの更新情報をまとめるのに使われるデータ形式です。
ユーザーがRSSリーダーなどを利用することで、最新の更新情報を効率的に把握できるため、ニュースサイトやブログなどで更新情報をRSSで公開することが増えています。
アールエフピー(RFP)
Request For Proposalの略で、「提案依頼書」のことです。
Webサイト作成などのコンペ参加を依頼する際に、制作したいWebサイトの仕様、目的、目標、機能、性能などの求める要件を明確にまとめたRFPを配布します。
アールオーアイ(ROI)
Return On Investmentの略で、「投資収益率」を意味します。
投入した投資額に対して、どれだけの収益を得られたのかという比率を示す指標です。
アイオーティ(IoT)
Internet of Thingsの略で「モノのインターネット」と訳されます。
さまざまなモノが通信機能を備え、インターネットのネットワークを構成する事を言います。
アイコン(icon)
コンピューターの画面において、処理の内容や対象を、シンプルで小さな絵柄や記号で表現したものです。
アイピーアドレス(IPaddress)
Internet Protocol Addressの略で、インターネットやイントラネットなどのIPネットワークに接続されたコンピューターや通信機器1台1台に割り振られた識別番号です。
「160.16.113.252」などの数字で表現されます。
アクセスログ(accesslog)
Webサイトや各ページへの訪問記録の事です。
アクセス元のIPアドレスやドメイン名、アクセスされた日時や時刻などを、アクセスログとして記録します。
アクセスログ解析
アクセスログをもとに、「ユーザーがどこから、どのような経路でWebサイトにきたか」「どのコンテンツが閲覧されているのか」などを解析する機能やその結果の事です。
アルゴリズム(algorithm)
コンピューターが計算を行う時の計算方法の事を言います。
検索エンジンが検索結果の表示順などを決める際にアルゴリズムが用いられることから、Webの分野でもよく耳にするようになりました。
イーシー(EC)
e-commerceの略です。
日本語では「電子商取引」といい、インターネットなどのネットワークを利用して、商品やサービスの販売および、契約や決済などを行う取引形態です。
イーエフオー(EFO)
Entry Form Optimizationの略で、日本語では「エントリーフォーム最適化」といいます。
入力フォームや買い物カゴ、決済ページなどのコンバージョンに至るページや誘導のしかたをよくすることで、コンバージョン率の向上へとつなげます。
インプレッション(impression)
広告の測定数値として用いられるものの1つで、広告が表示された回数の事を示します。
エーアイ(AI)
Artificial Intelligenceの略です。
人間と同様の知能をコンピューターを使って、実現させるもので、日本語では「人口知能」といいます。
エービーテスト(A/Bテスト)
AとBの2つの選択肢がある場合、どちらの方がより高い成果を得られるのかを確かめるテスト方法のことです。
2択ではなく3つ以上の選択肢をテストする場合もA/Bテストといいますが、選択肢が多すぎると正しい検証が難しくなります。
エイチティーエムエル(HTML)
Hyper Text Markup Languageの略で、Web上のドキュメントを記述する言語です。
文章に対し、その構造や見栄えなどを指定(マークアップ)するマークアップ言語の一種で、Webを構成する基幹となる言語です。ドキュメント間の移動をさせるハイパーリンクを設定できる特徴を持っています。
エスイーオー(SEO)
Search Engine Optimizationの略です。
日本語では「検索エンジン最適化」といい、自らのWebサイトを検索エンジンの検索結果ページで上位に表示されるように工夫することを言います。企業などによっては上位表示されるかどうかで顧客の獲得に大きく影響するため、SEO専門業者などに依頼するケースもあります。
エスエスエル(SSL)
Secure Sockets Layerの略です。
インターネットで送受信する情報を暗号化するしくみの事です。
エスエヌエス(SNS)
Social Networking Service(ソーシャルネットワーキングサービス)の略で、インターネット上での情報発信で友人や知り合いと交流ができるWebサイトやサービスの事です。
LINEやTwitter、Facebook、Instagramなどが有名です。
エフティーピー(FTP)
File Transfer Protocol(ファイル転送プロトコル)の略です。
インターネットやイントラネットなどのTCP/IPネットワークでファイルを転送する時に使われるプロトコル(通信手順、通信規約)の事です。
エヌディーエー(NDA)
Non-disclosureagreementの略で、日本語では「秘密保持契約」や「機密保持契約」、「守秘義務契約」などといいます。
Webサイトやシステムの構築をする前に互いの機密情報を適切に管理運用することを約束する契約です。
エンゲージメント(engagement)
婚約や約束を意味する言葉です。
企業と顧客の強い結びつきのことを言います。
オーガニック検索(organicsearch)
自然な検索を意味する言葉です。検索エンジンで検索を行った際に表示される、広告ではない通常の検索結果および、そこから訪問することをいいます。
オウンドメディア(ownedmedia)
自分たち、もしくは自社の情報媒体という意味で、自社のWebサイトやブログの事です。
また、紙媒体であっても会社案内やカタログ、パンフレットなどのこともいいます。
オプトイン(opt-in)
承諾や承認を意味する言葉です。
メールマガジンなどを送付する際に、あらかじめ承諾を得ていることをいいます。
カ行
外部要因
検索エンジンがWebサイトの評価をする際に評価対象となる、ほかのどんなWebサイトからリンクを張られているか、ほかのWebサイトでどのように紹介されているかなどの、当該Webサイトの外部の要因のことをいいます。
瑕疵担保責任
瑕疵(かし)とはキズや欠陥のことです。
Webサイトやシステムなどでは、検収した時には気づかなかった不具合があとで生じることもあります。そのような場合にも不具合の解消に責任を持つことをいいます。
興味関心連動型広告
利用ユーザーの過去の行動を記録しておき、ほかのユーザーの行動パターンなど膨大な蓄積データをもとに、そのユーザーの興味や嗜好などを推察し、ユーザーに合った広告を表示させる手法のことをいいます。
クリック課金(Pay Per Click)
広告のテキストやバナーなどがクリックされた時点で広告費用を課金する方式のことをいいます。
この方式の広告のことをPay Per Clickの頭文字をとって「PPC広告」とも呼びます。
グローバルナビゲーション(global navigation)
Webサイト全体のコンテンツのうち、重要かつ浅い階層のカテゴリー(第1階層にある大項目の場合が多い)へのリンクを設置した箇所のことをいいます。
通常はWebサイト内のすべてのページにおいて、ページ上部などの定位置に常設されています。「Gナビ」ということもあります。
クローラー(crawler)
検索エンジンのデータベースに収納するデータを、Webサイトを訪問して収集するプログラムのことをいいます。
その活動形態から「ロボット」と呼ばれることもあります。
ケージーアイ(KGI)
Key Goal Indicatorの略で、日本語では「重要目標達成指数」と訳されます。
ゴールとして設定した達成すべき数値目標のことをいいます。
ケーピーアイ(KPI)
Key Performance Indicatorの略です。
日本語では「重要業績評価指標」と訳されます。KGIを達成するために必要とされる因数指標として定めます。
5W1H(ゴダブリューイチエイチ)
情報を正確に伝えるために必要な項目として、when(いつ)、where(どこで)、who(誰が)、what(何を)、why(なぜ)、how(どのように)という6つの副詞の頭文字をとって名付けられた確認項目のことをいいます。
コンテンツ(contents)
コンテンツとは、中身や内容という意味です。
Webサイトでは、テキストや写真、音声、動画などのことをいいます。
サ行
サーバー(server)
コンピューターのネットワーク上で、ユーザー(クライアント)のコンピューターからの要求に対し、自身の持っている機能やデータなどの何らかのサービスを提供するコンピューターやソフトウェアのことをいいます。
インターネット上には、Webデータやサービスを提供するWebサーバーなどがあります。
サイトマップ(sitemap)
Webサイト内のページおよびその構造を一覧できるようにした案内ページのことをいいます。
文字どおり、Webサイトの地図に相当します。Webサイト内にあるすべてのページへのリンクをセクションごとに整理し、掲載します。Webサイトを構築する際に作るサイト設計図のこともサイトマップといいます。
サムネイル(thumbnail)
たくさんの画像や動画などの紹介をする際に、閲覧や選択がしやすいように一覧で表示する縮小された画像のことです。「親指(thumb)の爪(nail)」が由来となっています。
3C(サンシー)
「Customer(顧客)」「Company(自社)」「Competitor(競合会社)」それぞれの頭文字である3つのCから名付けられています。
ビジネスにおける3者の関係性を考える際に使われます。
シーエスエス(CSS)
Cascading Style Sheetsの略です。
HTMLが文章の論理構造を定義するのに対して、Webページの見栄えやレイアウトを定義する規格となっています。段階(Cascade)構造のスタイルシートです。
シーエムエス(CMS)
Contents Management Systemの略です。
更新作業を簡単にするシステムで、HTMLなどの専門知識を習得しなくても、かんたんにページの作成や編集を行うことができるため、最近では多くのWebサイトで利用されています。
シーピーエー(CPA)
Cost Per Action、もしくはCost Per Acquisitionの略です。
1件のコンバージョンあるいは顧客獲得に要した費用のことをいいます。広告の成果をみるための指標としてよく使われます。
シーブイアール(CVR)
Conversion Rateの略で、コンバージョン率のことです。
Webサイトに訪れた人のうち、注文や応募、資料請求など、そのWebサイトで訪問者にしてもらいたい行動に至った人数の割合のことをいいます。「転換率」や「成約率」ともいいます。
ジャバスクリプト(JavaScript)
ブラウザなどに実装され、使われているスクリプト言語(簡易なプログラミング言語)です。
Webページは、当初は静的な印刷物のような表示しかできませんでしたが、JavaScriptの開発で、動きや応答性を付加した動的な表示をすることができるようになりました。
スパムメール(spammail)
迷惑な電子メールのことです。
不特定多数に無差別で大量に送信される広告メールなども含まれます。単に「スパム」とも呼ばれます。
セッション(session)
Webサイトにおいて、1ユーザーが1回の訪問で行った一連の行動のことをいいます。
1ページだけ見て直帰した場合も、数ページを見たあとに離脱した場合も、1セッションとカウントされます。
遷移(せんい)
Webサイトにおいては、リンクやタップなどによるページの移動や移り変わりのことをいいます。
想定シナリオ
実際のユーザーがWebサイトを使う場合にページを見る順番や使われ方などを意図し、計画したストーリー設計のことをいいます。
タ行
タグ(tag)
一般的には荷札などのことをタグといいますが、Web関連ではHTMLやXMLを記述する符号のことをいいます。
また、コンピューターでファイルなどの整理の為に付ける目印のことをタグというケースもあります。
タップ(tap)
スマートフォンやタブレットなどで、タッチスクリーンを指先で軽く叩く動作のことをいいます。
パソコンでの「クリック」に相当する操作です。
直帰
ユーザーがWebサイトに訪問した際、最初の1ページを見ただけでページを閉じたり、別のWebサイトに出て行ってしまったりすることをいいます。
ティーザー(teaser)広告
新商品を発表する際などに、一度にすべての情報を開示するのではなく、数段階に分けて少しずつ紹介することで、焦らし効果による期待の高まりを促す広告手法です。
テストケース(testcase)
おもにソフトウウェアの動作確認を行う際などに、テストする入力条件と得られるはずの結果の組み合わせのことをいいます。
あらかじめ利用シーンを想定して用意しておきます。想定されるパターンをできるだけ多く用意しておくことがバグ(不具合や誤り)の発見にもつながるため、膨大な数になることもあります。
デバイス(device)
機器や装置などのハードウェアを意味する言葉です。
パソコンやスマートフォン、タブレットをはじめ、マウスやキーボード、プリンタなどの周辺機器も指します。
ドメイン(domain)
英語で領域や範囲を意味します。
インターネットの分野では、ネットワーク上に存在するコンピューターやネットワークをグループ化して識別するための名前のことをいいます。
ナ行
内部要因
検索エンジンがWebサイトの評価をする際に評価対象となる、そのWebサイト自体の品質や運営履歴、内包するコンテンツの質や、量などの要因のことをいいます。
20:80の法則
「売り上げの8割は、2割の商品によって得られる」など偏り方が20:80の割合で起こることが多い事から名付けられた法則です。「ニッパチの原理」や、法則の発見者の名前から「パレートの法則」とも呼ばれています。
ハ行
ファーストビュー(firstview)
初見や一見を意味する和製英語です。
Webサイトにおいては、特定のWebサイトに訪問した際に、使っているデバイスのスクリーンに表示される範囲のことをいいます。スクロールなどをしないと見られない部分については認識されない可能性があるため、ファーストビューでどこまで表示させるのかを考えることは重要です。
ブックマーク(bookmark)/お気に入り
ブラウザ機能の1つで、何度も訪れるWebサイトのURLをリスト化し、記録しておくことができます。
ユーザーが毎回URLを入力する手間が省け、よく訪れるWebサイトへのアクセスが容易になります。
ブログ(blog)
初期は自分が気になったニュースやWebサイトの記録や紹介の用途で使われることが多く、ウェブ(web)上のログ(記事)ということから「ウェブログ(Weblog)」と呼ばれていました。
現在では、日記やコラム、特定の分野についての紹介などに使われることが多くなり、ウェブログを短縮してブログと呼ばれることが一般的になりました。
ページビュー(pageview)
アクセス数の単位の1つで、Webページが見られた回数のことをいいます。
「PV」と略して使われることも多いです。訪問者がトップページを含めて5ページ見たとすると5PVとなります。
ペルソナ(persona)
もともとは古典劇において役者がつけた仮面のことですが、心理学者のユングが「人間の外的側面」を仮面になぞらえてペルソナと名付けました。
Webマーケティングにおいては、利用するユーザーをよりリアルにするために「氏名」「性別」「年齢」「居住地」「職業」「勤務先」「年収」「家族構成」から「趣味」「嗜好」「価値観」などまで、明確に設定した架空のモデルのことをいいます。
ヤ行
ユーアールエル(URL)
Uniform Resource Locatorの略です。
インターネット上に存在する文書や画像、音声、動画などの情報資源の場所を示します。
ユーザーテスト(usertest)
Webサイトやシステムの課題や問題点を発見するために、そのWebサイトやシステムを利用すると考えられるユーザー層に属する人に、実際にWebサイトやシステムを利用してもらうテストのことをいいます。
ユーザービリティ(usability)
英語のuse(使う)とability(可能)を組み合わせた言葉で、日本語では「使いやすさ」や「使い勝手」といいます。
使いやすさが低いWebサイトでは十分な成果を出すことができないため、ユーザービリティはWebサイトの成果を左右する大きな要因になっています。
ラ行
ランディングページ(landingpage)
広告などからWebサイトに誘導させる際に、着地(ランディング)させるページのことをいいます。
トップページである場合が多いですが、広告にマッチした特設ページを設けてランディングさせるとより効果的になります。
離脱
Webサイトに訪問したユーザーが別のWebサイトに移動したり、ページを閉じたりして、Webサイトをあとにすることをいいます。
リファラー(referer)
Webサイトのページへの訪問の際、そのWebサイトに訪れる前のリンク元のページおよび、その記録のことをいいます。
レコメンド(recommend)
レコメンドは「推薦する」「推奨する」という意味です。
Webサイトを閲覧したユーザーの履歴から類似の商品や情報を紹介したり、嗜好を推察し、好みに合いそうな商品や情報を紹介する機能やサービスのことをいいます。
レスポンシブデザイン(responsive design)
パソコンやスマートフォン、タブレット型端末など、異なるデバイスであっても、1つの同じデータからそれぞれに最適化された表示をさせるようにしたデザイン手法のことです。
ワ行
ワイヤーフレーム(wireframe)
1つのページの「どこに、どのようなナビゲーションやコンテンツを配置させるか」の設計のことをいいます。
位置決めを線で囲んで示すことから、ワイヤーフレームと呼ばれるようになりました。