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WEBコーダーとして喰っていくのは相当厳しい

今回は趣向を変えて制作者向けの話をします。

ですから、これからホームページ制作業者にサイトの制作を依頼しようとお考えの方やすでにホームページの運営をしている方にはまったくといっていいほど意味のない話ですので、そのような方がおられましたらここから先を読む必要はありませんので閉じちゃってください(笑)。

ということですので、今回は専門用語を多用して記事を書いています。専門用語の解説もしません。

ホームページ制作は大きく三つのパートに分けられると思います。一つ目がhtml、css、phpを記述するコーダー、二つ目がコンテンツを制作するディレクション、三つ目がデザイナーの三つです。ただ、分かれると言っても中小の制作会社やフリーランスのWEBデザイナーは一人の人が全部する場合もあればディレクションとデザイナーを兼務するということもありますし、ディレクションとコーダーを兼務する場合もあります。

私の場合はSEO対策を含めたコンテンツを制作を主眼にしつつ、デザイン制作もすればコーディングもするのが仕事です。

私がWEB制作をパソコンスクールで習ったのは今から12年前、この時はまだ、スマートフォンのことをそこまで深く考える必要がなく、パソコン用のホームページが制作できればそれで十分でした。そもそもスマートフォンよりもガラケーの方が幅を利かせてましたし、スマートフォンからパソコンのWEBサイトを閲覧する時は指で見たいところを拡大して閲覧するというのが主流でした。

そのとき学んだWEB制作技術と今のWEB制作技術とではベースこそ一緒でありますが、内実はまったく別物と言っていいほど複雑化しています。もし12年前の私がタイムスリップして、今の時代に突如送られたら、サイトのソースコードを見てもいったいこれはなんのことかとチンプンカンプンでしょうね、それぐらい進化してしまいました。当然、現代のコーダーには高い技術力が求められます。

じゃあ、コーダーの業務単価が複雑化に比例して上がっているのかといえば、あくまでも個人的な感覚ですがかなり下がっていると思います。

リアライズにも月に何人もフリーランスの制作者が仕事を廻してくれないかと問い合わせがあります。

しかし、殆ど遣うことはありません。だって、高いんだもん(笑)。

いや、冷静に考えれば決して高くはないと思います、もし逆の立場で自分がコーディングをするなら同等の業務単価を提示することでしょう。

でも、今はコーダーが増えすぎてしまい飽和状態といっていい状況です、ランサーズやクラウドワークスなどの制作者向けのマッチングサイトを覗くと誇張なしにコーダーばかりが溢れています。需要と供給の兼ね合いでそうなると今度はどれだけ買い叩くかが発注者側の考えです。

たとえば少し前まであれば3万円が適正単価の仕事であっても今では1万円はザラ、下手する5千円でもやりますという人がいます。

繰り返しますが、公平に見て、労働量を考えると3万円はまあ妥当な値段にも関わらず、私は1万円でやります、僕は5千円でやりますと値崩れを起こしてしまっているのです。5千円でやってくれるのにわざわざ3万円の制作代金を払うアホな人はいません。

同じコーダーでもPythonやJavaなどのいわゆるプログラマーであればそこまで値崩れは起こしていないと思われますが、WEBサイト制作専門のコーダーはとにかくまともな報酬をもらうのが相当難しくなってきているのは事実だと思います。

私は最近ふと思うことがあります。コーダーとはスケッチブックみたいなものじゃないかと。

いったいお前はなにを言っているんだと訝しがる方もおられると思いますが、ちょっと聞いてください。ここに真っ白なスケッチブックが二冊あります、一つは私が下手くそなイラストを描いてみます、もう一つはバンクシーがイラストを描きます。いったいぜんたい、正体不明のバンクシーにどうやって描いてもらうんだよというツッコミはなしにして、あくまでも仮定の話です、仮にバンクシーが描いてくれたらばという話です。私が描いたドラえもんもどきの熊なのか、猫なのかよくわからないイラストはタダでもいらないと値段が付かず0円で、しかも産業廃棄物としての処分料金まで取られる有様です、片やバンクシーのイラストは1千万円の値が付きました。キャンバスはどちらも同じスケッチブックです。

求められるのはデザイン性と中身であって、スケッチブックなんかイラストが描ければなんだっていいよということです。

もちろん、一流の画家になればスケッチブック一つとってもこだわりがあり、紙質やメーカーなどを気にするのかもしれませんけど、所詮、紙は紙でしかなく、重要なのは誰がどんな絵を描くかの方です。

結局何を言いたいのかというと、コーダーの仕事とは言うなればこのスケッチを作る仕事であって、きちんとWEB制作の基礎となる骨組みさえ整えてくれるのであればコーダーは誰でもいいのです。極端な話、法的な問題を別すると、小学生や中学生だって構わない。安くできるのであればそれに越したことはありませんし、経営者からすればいかに値切って安くコーディングをさせるかということになるでしょう。

このスケッチブックイコールコーディングの例にするのであればデザイナーやディレクターは画家の部類になります。こちらの単価は高値安定、それどころか、有名になればなるほど絵描きと同じで業務単価が上がっていきます。

しかしながら、この「画家」になるのは諸刃の剣であるのもまた事実です。致命的にデザインセンスがなかったりすると、私の下手なイラスト同様誰からも相手にされないということが現実的に起こりえます。対して、コーダーは業務単価こそ低くなりがちですが、文句さえ言わなければ仕事はコンスタントにあるという状況です。いったいどちらを目指すかということです。

人間得意不得意があり、コーダーさんにデザインを勉強しろとはいえませんし、デザイナーにコーディングの勉強をしろとはいえません。

ただ、確実に言えるのは今後WEB制作のコーダーだけで喰っていくのは相当厳しいだろうということだけは言えます。その点、手前味噌ですが、私のような「コンテンツディレクター」だとまあまあ食っていけるだろうと、割りと楽観的に考えています。

20年後、30年後、AIが発達するとどうなるかは分かりませんが、コンテンツ制作にはある種の職人的な要素が要求されます。

たとえば東京と茨城では県民性が大きく違い、東京で流行ったからといって確実に茨城で流行るかなんてことは分かりません。でも、実際に生まれも育ちも生粋の茨城県民であると、肌感覚として茨城県の人達であればこういうのがウケるだろうなというのがなんとなくですが分かります。特になんのエビデンスもなく、本当に感覚的なものです。

私は生粋の茨城県人なので殊茨城県内のことに於いては東京のコンサル会社の経営コンサルタントよりもコンテンツ作りには長けているという自負があります。当然、茨城県から一歩外に出ると、途端に茨城パワー(笑)の神通力が効かなくなりますが、でも、茨城県内のお客様を対象にしているわけですからそれで全然構わないのです。

このように、コーダー専任と違い、私の場合はまだ暫くこのWEB制作業界で生きていけると踏んでいます。

じゃあコーダーさんがコーダーとして喰っていくにはどうするかといえば、PythonやPHP、javaなどの本格的なプログラミング技術を学んで単なるWEBコーダーから脱却する必要があるでしょう。入り口としてhtml、cssを学ぶのは全然アリだと思いますが、問題は一旦WEB制作の技術を極めた後です。なにか、プラスアルファとして、人より秀でたものがないと正直WEB制作業界で生きていくのは厳しいと思います。

もっとも、なにか別のお仕事があって、帰宅後とか、休みの日にする在宅アルバイトと言うのであれば単なるコーダーでも問題はないと思いますがね。

本日は珍しく「中の人」側のお話でした。

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