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WordPressの得意なこと、苦手なこと

リアライズのホームページ制作は基本的にお客様の指示がない限り、WordPressを用いてホームページやブログを制作いたします。最近はさすがに少なくなりましたが以前はWordPressとマイクロソフトのWordを混同されている方が少なからずおられました。初めてホームページを作る方でもなんとなくWordPressがいいのを見たり聞いたりして知っていることも少なくありません。旧来型のHTML式のホームページからWordPressに変更して欲しいとの依頼もあります。

そのWordPressですが、多くのウェブサイトやブログで使用されている人気の高いコンテンツ管理システム(CMS)です。初心者からプロフェッショナルまで、多くの人々に利用されています。しかし、どのツールも得意とする点とそうでない点があります。今回は、WordPressでの得意なこと、苦手なことについて掘り下げてみましょう。

1. WordPressが得意なこと

ブログやニュースサイトの運営
WordPressは元々ブログツールとして開発されました。そのため、記事の投稿や編集、カテゴリーやタグの管理など、テキスト中心のコンテンツ管理には非常に適しています。普段からアメーバブログなどのブログで記事を書いている方ならとっつきやすいと思います。ツイッターやインスタグラムなどを利用している方も同様です。

Eコマースサイトの構築
WooCommerceやEasy Digital Downloadsなどのプラグインを利用すれば、オンラインショップの運営も容易です。商品管理、在庫管理、決済処理など、必要な機能を手軽に導入できます。もっとも、リアライズではネットショップを作る場合、最近では「BASE」をおすすめしています。BASEは毎月の費用が無料で初めからクレジットカードやペイ払い、コンビニ払いなどの決済システムが完備されているため使い勝手がいいためですが、これはまた別の機会にお話いたします。

ポートフォリオサイトやビジネスサイトの制作
WordPressは単なるブログツールではありません。プロフェッショナルなポートフォリオサイトや企業のランディングページも作成できます。ちなみに昨年(2022年1月時点)のデータですがWordPressのシェア率は、世界中のウェブサイトの43.2%となっております。我々制作者の感覚では中小企業や個人事業主のホームページは7割近くがWordPressで制作されているのではないかと考えています。この傾向は益々加速すると思います。最近ではHTMLやCSSを知らなくてもサイトが制作できるいわゆるノーコードツールもありますがWordPressの牙城を脅かすには至っていません。

多言語対応
プラグインを活用することで、複数の言語に対応したサイトも制作できます。これにより、グローバルな市場での展開が容易になります。

カスタムデザインと機能
数千ものテーマとプラグインが利用可能です。これにより、デザインや機能をカスタマイズし、独自のサイトを作成することができます。テーマによっては管理画面から一瞬でサイトのカラーを変えられるものもあります。春は桜をモチーフにピンク、夏は青や黄色に、秋は紅葉の赤やハロウィンのオレンジ、冬は雪を表す白など、季節ごとにサイトの雰囲気を変えることも可能です。

2. WordPressで苦手なこと

当然ながらWordPressにも苦手なものが存在します。メリットとデメリットをそれぞれ考えてサイトを運営す必要があります。

高度なカスタム機能の実装
特定の要件や高度な機能を持つサイトの制作は、カスタムコードの記述や専門的な技術が求められる場合があります。本格的なカスタマイズはプログラム言語であるPHPやJavaスクリプトの理解が必要です。もっともそれは初期の制作に於いて我々のようなサイト制作の専門家がすればよく、日々の記事更新や商品の追加や削除をする方には殆ど必要のない知識です。

大規模なトラフィックの取り扱い
大量のアクセスが予想されるサイトには、専用のホスティング環境やキャッシュの最適化が必要です。WordPressサイトは旧来型のHTMLサイトと比べプログラムが含まれているためサイトの容量が重くなりがちです。そのため、大量のアクセスがあるサイトであるとサーバー落ちやサイトの不完全表示などの現象が起きます。しかしながらこのトラフィックの問題も一般的な企業であればまず問題なく、大量アクセスにも強いサーバーを契約することでほぼ回避できますのでそれほど心配はいりません。

一部の特定業界のニーズ
医療や金融といった分野は、特有の規制や要件を持っています。これは、これらの業界が取り扱う情報の機密性や、ユーザーに与える可能性のあるリスクのためです。以下に、これらの業界で求められる要件と、WordPressの標準機能だけでは対応が難しい理由を詳しく説明します。

1. セキュリティ要件
医療や金融業界は、個人の健康情報や金融情報といった、非常に機密性の高い情報を扱います。これらの情報は、不正アクセスや漏洩が発生すると、大きな被害をもたらす可能性があります。WordPressの標準機能だけでは、これらの業界特有のセキュリティ要件、例えばエンドツーエンドの暗号化や多要素認証を満たすのは難しい場合があります。

2. コンプライアンスの確保
医療情報や金融取引の履歴など、特定のデータを一定期間保存する必要がある場合や、保存するフォーマットが厳格に定められている場合があります。これらの要件は、特定の業界規制や法律によって決まっています。WordPressの標準のデータベース管理機能では、これらのコンプライアンス要件を完全に満たすのは難しいことが多いです。

3. カスタマイズの制約
医療のような業界では、特定の業務フローや利用シナリオに合わせたカスタマイズが求められることが多いです。保険証の番号など個人情報の入力や、特有のユーザーインターフェースが必要となる場合などです。WordPressの標準テンプレートやプラグインだけでは、これらのカスタマイズニーズに対応するのは限界があることがあります。実際、病院やクリニック、歯科医院のホームページがWordPressで作ってあっても患者のオンライン問診システムやオンライン予約などは特定のシステムを別に導入しているケースが大半です。

まとめ

WordPressはその柔軟性とカスタマイズの自由度で高く評価されています。しかし、すべてのプロジェクトニーズに完璧に応えるツールではありません。リアライズでは、クライアントの要望や目的をしっかりと理解し、最適な解決策を提供することが大切だと思っています。WordPressの強みと制約を理解することで、より効果的なウェブサイト制作が可能となります。

是非栃木県内でWordPressでサイトを制作するなら宇都宮市のリアライズにご依頼ください。

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