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レスポンシブデザインに対するリアライズの考え方

こんにちは、WEBデザイナーのKです。今回はレスポンシブデザインについて書きたいと思います。

レスポンシブデザインは、今やWEBデザインの基本であり、リアライズのWEBデザイナーも常にこの手法を取り入れています。このアプローチによって、一つのウェブサイトが異なるデバイスや画面サイズに適応し、ユーザーにとって見やすいホームページレイアウトになります。

私たちデザイナーが最初に行うのは、クライアントのターゲットユーザーとそのニーズを理解すること。例えば、若者向けのファッションサイトであれば、スマートフォンからのアクセスが多いでしょう。一方で、ビジネス向けのコンテンツであれば、タブレットやPCからの利用者も考慮に入れなければなりません。

デザイン制作の過程で特に重視するのは、フレキシブルなグリッドレイアウト、画像のサイズ変更、そしてメディアクエリの使用です。これらをうまく組み合わせることで、様々なデバイスに対応したレスポンシブな、つまりデバイスや画面サイズに「反応して」自動的に適応するウェブサイトを作成できます。

リアライズでは、通常、モバイルファーストのアプローチを採用し、小さな画面での使用を最優先に考えてデザインを進めます。そして、次にタブレットやデスクトップでの表示に適応させていきます。もちろん、業種業態によっても異なります。企業間取引のいわゆるBtoBビジネスであればあまりスマホを使って商品を調べたり、発注を入れたりはしないでしょうからパソコンからのアクセスを前提に考えます。対して個人向けの商品販売やサービスの場合はスマホを中心にレイアウトを考えます。以前、宇都宮市内で運転代行業を営む企業さんのホームページを作成したときは思いっきりスマホに寄せたデザインにしました。運転代行の特性上、居酒屋さんやスナック、キャバクラでお酒を飲み終えたとき、「宇都宮 代行」、「宇都宮駅東口 代行」みたいな感じでスマホで検索する方が大半でしょう。当然ながらスマホから見て見やすいデザインにするのがなによりも重要です。

確かに会社の忘年会で代行を頼むから前もってパソコンを使って検索する幹事の方もいるとは思いますが、そういうことを言い出し始めるとキリがなく、結局、いったい誰のためのホームページかわからなくなりますから、思い切って対象を絞るのが大切です。この運転代行会社の社長さんと話しあい、すぐにスマホで検索してタップで電話を掛けられるよう、スマホユーザーに特化したデザインにしました。パソコンからアクセスの方については取りこぼしても仕方ないという方針でのホームページ制作です。

レスポンシブデザインは残念ながら万能ではありません。レスポンシブデザインとは疑似的にスマホ、パソコン、タブレットのどのメディアからも見やすくする技術ですが、限界はあります。どのメディアでも完璧に表示される技術は今のところありません。何かしらの違和感は生じます。この違和感をどうしても納得できないのであればヤフーサイトのようにパソコンからアクセスの場合はパソコン用サイトが表示され、スマホからアクセスの場合はスマホサイトが表示されるようにしなくてはなりませんが、言うまでもなくこの場合、制作費も二つサイトを作るわけですから倍、更新もそれぞれめいめいにする必要がありますから労力も倍掛かります。一般的な中小企業や個人事業主であるとなかなかそこまでコストもマンパワーも用意できるところも少ないと思いますので必然的にレスポンシブデザインを用いたホームページ制作になると思います。

その際になにを基準にするかです。100人の見込み客がいて100人全員を顧客に出来ればいいと思いますが、それは無理な話です。業種にもよるでしょうが半分獲得できれば上出来ではないでしょうか。あれもこれもと手を伸ばし結局どっちつかずになるぐらいなら確実に半分を獲得する方が現実的だと思います。

私たちデザイナーは、クライアントの要望を形にし、最終的には利用者に喜んで使ってもらえるようなウェブサイトを作り上げる役割を担っています。そのため、レスポンシブデザインは単なるテクニカルなスキル以上のもの。利用者の行動や期待を理解し、それをデザインに反映させるセンスが求められます。これからも、技術の進化と共に、より良いレスポンシブデザインを追求していきたいと考えています。

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